たった1つの質問で、プロジェクトが止まった話。
- あすぴー

- 2 日前
- 読了時間: 6分
こんにちは。Vivirisスタッフのあすぴーです。
私はVivirisでWebコンテンツ制作を担当しているWebデザイナーです。
このブログでは、Vivirisでの学びや制作の裏側を通して、
「何を伝えればいいかわからない」
「頑張っているのに選ばれない」
「次のフェーズへ進みたい」
そんな悩みを持つ起業家・事業者さんやクリエイターの方に向けて、
成長につながる考え方や気づきを発信していきます。
「色を変えたい」と言われたので、YESではなくWHYを返してみた。
ある時、クライアント様から、
「LPの色を変えたいです」
というご相談をいただきました。
デザイン制作の現場では、決して珍しいことではありません。
私自身も以前であれば、
「承知しました」
と、そのまま修正作業に入っていたと思います。
ですが、その時の私は少し違う返答をしました。
YESではなく、
WHYを返したのです。
「なぜ、その色に変えたいと思ったのですか?」
すると、すぐには返答がありませんでした。
数日後に返ってきた答えは、
「参考にしているサイトのような雰囲気にしたいからです」
というものでした。
その回答を見た時、私の中にはもう一つの問いが浮かびました。
「なぜ、その参考サイトのような雰囲気にしたいと思ったのですか?」
色の話だと思ったら、設計の話だった
実は、この問いを突き詰めていくと、
色の話ではなくなっていきます。
・誰に届けたいのか
・どんな印象を持ってもらいたいのか
・どんな価値を伝えたいのか
・他社とどう違う存在として認識されたいのか
そんな話になっていくからです。
しばらくしてクライアント様から、
「社内で方向性を再検討することになりました」
というご連絡をいただきました。
そして最終的には、
「そもそも方向性が整理できていなかったことに気づきました」
という結論になったそうです。
私はこのやり取りを通して、改めて感じたことがありました。
それは、
デザインに見える課題の多くは、実は設計の課題なのかもしれない
ということです。
Vivirisは「なぜですか?」を大切にしている
Vivirisでは、デザインの要望をそのまま形にすることだけが仕事だとは考えていません。
なぜその要望が出てきたのか。
その背景にある想いや目的は何なのか。
そこまで理解して初めて、本当に必要なデザインが見えてくることもあります。
もちろん、色を変えること自体が悪いわけではありません。
実際、多くの場合は、そのまま要望通りに制作を進めることもあると思います。
ですが、
「なぜその色なのか?」
という理由が曖昧なまま進めてしまうと、後からまた迷いが生まれることがあります。
なぜなら、その判断基準となる軸が存在していないからです。
そして、
「なぜですか?」
という質問は、その考えを否定するためのものではありません。
むしろ逆です。
その人の中にある想いや考えを、より深く理解するための質問です。
実際、多くの場合、
答えがないのではなく、
当たり前になりすぎていて言葉になっていないだけだったりします。
だから私たちは、
正解を探しているのではなく、
その人らしさや、その会社らしさを一緒に見つけていくために問いを重ねています。
なぜブランディングを考えずにWeb制作を進めると迷うのか
今回の出来事を通して私が感じたのは、Web制作の前にブランディング設計を行うことの重要性でした。
ホームページやLPは、ただ見た目を作る作業ではありません。
誰に何を伝えるのか。
どんな価値を届けたいのか。
そうしたブランディングの軸があるからこそ、本当に伝わるWeb制作ができるのだと思います。
ブランディング設計というと、少し難しく感じるかもしれません。
ですが、本質はとてもシンプルです。
・なぜこの色なのか
・なぜこのフォントなのか
・なぜこの写真なのか
・なぜこの言葉なのか
そこに理由がある状態を作ることです。
そして、その理由は必ず、
「誰に届けたいのか」
というターゲットや、
「どんな価値を届けたいのか」
という理念や価値観に繋がっています。
だからこそ、見た目を決める前に、まず軸を決める必要があります。
迷う時間を減らすことも、ブランディング設計の価値
今回のケースで言えば、
もし私がWHYを返さず、そのまま色の修正作業を進めていたら、制作そのものは進んでいたと思います。
ですが、その後また方向性に迷いが生まれれば、再度修正が必要になる可能性もあります。
結果として、時間も費用も余計にかかってしまうかもしれません。
だからこそ私は、
まず「なぜそうしたいのか」を考えていただくことの方が大切だと感じています。
それは制作を止めるためではなく、
クライアント様にとって本当に必要な選択かどうかを一緒に考えるためです。
私自身、制作物を作ることだけが仕事だとは思っていません。
事業がより良い方向へ進むこと。
そのために必要な問いを投げかけることも、制作に関わる人間の役割の一つなのではないかと思っています。
そして今回の出来事を通して、もう一つ感じたことがあります。
それは、
方向性が整理されていない状態は、事業成長のスピードを落としてしまう
ということです。
もし最初から、
・誰に届けるのか
・何を伝えるのか
・どんな存在として選ばれたいのか
が整理されていたら、
今回の検討期間は必要なかったかもしれません。
ブランディング設計は、見た目を整えるためだけのものではありません。
迷う時間を減らし、
判断を早くし、
事業成長のスピードを上げるためのものでもあります。
今回の経験を通して、私自身も改めてその大切さを学びました。
最後に
ホームページやLPの制作をしていると、
「もっとこうしたい」
「なんとなく違う気がする」
という感覚に出会うことがあります。
ですが、その違和感の正体は、デザインそのものではなく、
事業の方向性やブランドの軸が整理されていないことにある場合も少なくありません。
もし今、
・発信しているのに違いが伝わらない
・ホームページを作ったけどしっくりこない
・何を軸に判断すればいいのかわからない
そんな悩みを感じている方がいましたら、
もしかすると、デザインを変える前に整理すべきことがあるのかもしれません。
あなたのホームページにあるデザインには、理由がありますか?
色も、写真も、言葉も。
もし「なんとなく」で決めている部分があるとしたら、そこにはまだ整理されていない想いや価値観が隠れているのかもしれません。
ホームページは、ただ見た目を整えるためのものではありません。
あなたの価値や想いを伝えるための大切なツールです。
Vivirisでは、ブランディングを軸にしたWeb制作や、事業の方向性を整理するための考え方について発信しています。
ホームページを作る前にブランドの軸を整理したい方や、発信やデザインの方向性に迷っている方は、ぜひLINEからご覧ください。
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