【保存版】Webデザインの単価早見表!初心者が避けるべき“危険な価格”とは?
- manatoto0916
- 5月24日
- 読了時間: 4分

「自分のスキルや労力に見合った単価設定」を意識することが、長く続けるコツです!
Webデザインの単価は、案件の内容・スキルのレベル・実績・クライアントの属性などによって変動します。初心者だからといって“安くしすぎる”と、モチベーションが下がったり、過剰労働になってしまうリスクも。まずは大まかな相場を知り、自分の時間や価値を正しく見積もることから始めましょう。
価格=あなたの価値。
だからこそ、最初に「相場」を理解しておこう。
Webデザインという仕事は、単に「きれいな画像を作る」だけではありません。
目的に応じたレイアウト設計、情報整理、ユーザー視点での動線設計、配色のバランス、視線誘導、クライアントの要望を汲み取るコミュニケーション能力…など、実に多面的なスキルが求められます。
そのため、実際の作業時間以上に「思考時間」や「ヒアリング」「提案力」が必要となるのです。
ところが、初心者の場合「とにかく安く受けて実績を積もう」と、1案件数千円で受注してしまうことがあります。たしかに、実績作りとして1〜2件ならアリかもしれませんが、長期的に見ると自分の首を絞めることにもつながります。
たとえば、10時間かけて作ったデザインが5,000円だとしたら、時給にするとたった500円。これはアルバイトよりも低い水準です。
このような状態が続くと、「こんなに頑張ってるのに報われない…」という気持ちになり、せっかく始めたWebデザインの道をあきらめてしまう人も多いのです。
初心者がよく受ける案件とその単価の目安
以下に、初心者が取り組みやすいデザイン業務と、そのおおよその相場をまとめました。(※2025年現在、クラウドソーシング・SNS経由での受注実績より算出)
業務内容 | 単価の目安(円) | 補足ポイント |
SNSバナー制作(1枚) | 1,000〜5,000円 | テンプレ使用や画像支給があると単価は低め。 完全オリジナルだと単価UP。 |
LP(ランディングページ)デザイン | 10,000〜30,000円 | ワイヤー支給か否か、スマホ対応有無で変動。 構成込みだと高単価に。 |
ホームページデザイン(3〜5ページ) | 30,000〜100,000円 | クライアントの規模、ページ数、CMS対応の有無で 価格は大きく異なる。 |
Instagram画像(5〜10枚パック) | 5,000〜15,000円 | テンプレ使用かどうかで単価が変わる。 ターゲット設定が明確な場合は高単価。 |
ECサイト商品画像・LPバナー | 2,000〜8,000円 | 販売戦略に関わるので、構成提案ができると単価アップ可能。 |
単価に影響する要素
作業範囲の広さ ただ「デザインする」だけでなく、構成・ワイヤーフレーム作成・素材探し・レスポンシブ対応などが含まれると、当然ながら価格は上がります。
修正回数 「修正無制限」はNG。最初から「2回まで無料、それ以降は+◯円」など条件を設定しましょう。
納期の緊急性 「明日までに仕上げてほしい」といった緊急依頼には特急料金を設けてもOKです。
クライアントの属性 個人事業主よりも、企業案件のほうが予算は高め。納品物のクオリティやスピードも求められる傾向があります。
初心者が単価を上げていくための工夫
①ポートフォリオの充実
→ 自分の得意ジャンルを明確にして、SNSやポートフォリオサイトで発信しましょう。実績が少ないうちは「架空案件(自主制作)」も効果的です。
②自己分析と時間の見積もり
→ たとえば「このバナーは何時間かかるか?」を意識して作業すると、自分の“時給感覚”が身につきます。
③受注時のヒアリングを丁寧に
→ 「目的は?誰に届けたい?どういう世界観?」と深掘りできると、ただの“依頼をこなす人”から“頼れるパートナー”へと変わります。
④SNSでの発信
→ 「こんな思考でデザインしました」と言語化できると、信頼感や共感が得られやすくなり、単価交渉もしやすくなります。
⑤AIツールやテンプレ活用で効率UP
→ ChatGPTやCanva、Figmaのプラグインなどを使いこなせば、クオリティとスピードの両方が上がり、実質の時給も上がります。
「初心者=安くて当然」ではない

あなたの時間と労力には、しっかり価値があります。
だからこそ、まずは「適正単価」を知って、少しずつ自分の“価格”を育てていく意識が大切です。
価格交渉は、最初は勇気がいるかもしれません。でも、自分の時間とスキルを守るための大切なステップです。自信を持って、納得のいく価格で仕事を受けましょう。
補足コラム:安すぎる単価を避けるための“魔法の質問”
提案や受注前に、以下のような質問をクライアントにしてみましょう。
このデザインで「誰に」「どんな印象を与えたい」ですか?
ご予算や納期の希望はありますか?
デザイン後の目的(集客/販売促進など)を教えてください。
こうしたヒアリングを丁寧に行うことで、相手も“あなたに任せたい”という気持ちが芽生え、結果的に適正価格を受け入れてくれるケースが多くなります。
最後に
デザインは「安くて早い」だけの仕事ではありません。
“考えられるデザイナー”、“提案できるデザイナー”が、今後ますます求められていく時代です。
初心者のうちは自信がなくて当たり前。でも、正しい知識と戦略を持てば、きっとあなたも「必要とされる存在」になれます。
焦らず、丁寧に、あなたらしい道を歩んでいきましょう。
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